あん里ガーデンの花便り

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プライベート日記

渚の螢火(なぎさのけいか)

あん里ガーデン長男嫁Aiです。

本日は、
沖縄本土復帰から50周年の記念日です。 

2022年5月15日。

坂上泉さんの小説「渚の螢火」を読み終わりました。



小説は、
50年前の
アメリカ世の琉球警察ノンストップサスペンス。

メインは、アメリカから日本国に、沖縄が変わる1972年5月15日までの、約2週間の琉球警察のお話です。 

1972年。
アメリカ国から日本国に変わる沖縄は、
ドル紙幣から日本円へ切り換える作業を着々と進行中。

その最中、
沖縄内で流通するドル札を回収していた銀行の現金輸送車が襲われ、100万ドルが強奪される事件が発生。

これが日米両政府に露見すれば、
高度な外交問題に発展すると重く見た琉球政府・銀行・琉球警察上層部は、
真栄田太一警部補を班長に日米両政府に知られぬよう極秘で事件解決を命じます。

着眼点が良いし、すごく作者さんは調べ物をなさったのではないかな、と思いました。

そして、

琉球警察が犯人を追うように、
坂上泉さんも2022年5月15日の沖縄本土復帰記念日を目指し、
ある種の高揚感の中で小説を書いていたのではないでしょうか……。

1972年。当時の琉球の空気感は的確にとらえてると思いました。

クセの強過ぎる会話に慣れれば大丈夫。

あと、登場人物の顔の細かい特徴や、
その時々で変わるはずの服装等を、
もう少し丁寧に書いてくださると、もっと物語に読者が没頭できたのではないかな、と思いました。

琉球警察の活躍を生き生きと描く稀有な小説でしたね。たまに、なぜか涙が出ます。

サスペンスが好きな方には、今年読むべき本の1冊になると想います。


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